今週の為替相場展望

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今週4月20日-24日週の為替相場は、ドル戻り売り圧力やリスク回避の円高持続と、こうした流れの一服をにらんだ展開となる。

ドル/円の週足テクニカルでは、引き続き一目均衡表チャートの転換線120.08円前後、13週移動平均線119.32円前後を巡る攻防が続く。

昨年の5-8月相場と同様、こうした節目ラインを完全に下抜け、基準線114.14円(先行き切り上がり余地)や、雲の上限が7月にかけて位置する115円、10月117円方向までのドル下押しが明確化するか。

あるいは上下動を経ながらも、転換線や13週線に絡み合う形でのレンジ横這いとドルの値固めが続き、先行き125-130円方向へのドル上放れに移行するかを見極める展開が持続することになる。

今週の注目は、まず週末18日前後に予定されるギリシャ追加支援を巡る協議の行方。

何らかの進展があれば、週明け20日の早朝からユーロ高やリスク選好の円安。

協議難航でギリシャ不安が残れば、ユーロ安やリスク回避の円高という波乱余地が見込まれる。

さらに週明けは中国株の動向が焦点となる。

前週末17日の米国株市場は、中国当局による「空売り規制の緩和」報道も大幅安の一因となった。

中国株は連日の高騰で高値警戒感がくすぶっており、空売り緩和などを契機として、調整売りやヘッジ売りが膨らむようなら、日米へ株安が伝播。

リスク回避の円高、中国経済と相関性の高い豪ドルやNZドルといった資源国通貨の再下落リスクをはらむ。

ただでさえ、米国株市場では4月後半にかけて、日本株は4月後半から5月にかけて、決算発表が本格化することになる。

米国株は歴史的に4-5月は調整下落が進みやすいこともあり、世界株の過熱調整とリスク回避の円高シナリオは常に警戒されるだろう。

今週の注目材料は、米国の経済指標。

前週も失望の下振れが相次いでおり、改めて寒波余波のほか、世界減速やドル高、原油安による資源エネルギー会社への打撃などを受けた米国の減速の「深度」や「期間」を見極める展開が続く。

ただし、前週からは原油相場が反発に転じ始めた。

原油高はドル安と資源国通貨高の材料となり、ドル/円ではドル安材料となる。

一方でドル安が続く場合、対ドルでの欧州通貨や資源国通貨の持ち直しが、対円でこうした通貨の上昇に作用(クロス円の円安)。

さらに原油高は米国の低インフレ懸念を後退させ、米国債金利の上昇(債券価格は下落)につながることで、ドル/円でもドルの下支え要因となる側面もある。

同時に米FRBの金融政策でいえば、1-3月からは「ドル高と原油安によるインフレ低下圧力」が、利上げ時期の遅延材料となってきた。

このままドル安と原油高が続くようなら、5月にかけて米国の6月や9-10月の利上げ観測が再燃してくる。

その意味で現在の調整ドル安の流れにも、一定の歯止め要因が残されている。

その他、今週は中国や欧州での最新4月景況指数が注目されやすい。

それぞれ回復が見られると、資源国通貨高や欧州通貨高を促すとともに、世界株をサポートすることで円高阻止要因となる。

また、円に関しては、4月30日に日銀の金融政策決定会合が控えている。

現状は追加緩和の可能性が低いものの、このまま円高・株安が加速していくと、追加緩和期待が円高に歯止めをかけていく。

ただし、現在は一部で30日の日銀緩和期待も根強く期待されている。

30日にかけては一定の円高ブレーキ材料となる反面、30日に当面の緩和に慎重姿勢が示されると、失望へと作用。

5月の大型連休を控えたポジション調整とあいまって、円高・株安が加速される波乱余地も残されている。


経済指標・イベント解説(時間は全て日本時間。予定・未定を含む)

<20日・月>
07:45 NZ1-3月期消費者物価指数
(通貨高や資源高の一服などによる物価低下の歯止め焦点。下げ止まりならNZドル高)
09:00 日銀、黒田総裁の米ミネソタ経済クラブでの講演要旨を公表
(先行き物価2%方向に自信なら、追加緩和期待の後退で円高。緩和余地残すと円安)
22:00 コンスタンシオECB副総裁、欧州議会で発言
23:05 ポロズ・カナダ中銀総裁、講演[NY]
25:30 スティーブンス豪中銀総裁、講演[NY]
27:00 ノワイエ仏中銀総裁、講演
(各中銀ともに経済や物価の持ち直しに自信を示し始める。追加緩和後退なら各通貨高に)

<21日・火>
10:30 豪中銀、理事会議事録
(追加利下げの時期遅延を示唆なら豪ドル高。追加緩和示唆の可能性も残る)
18:00 独4月ZEW景況感指数
(ユーロ安やECB量的緩和などが支援材料。米国減速の影響は警戒)
安倍首相、インドネシア訪問[23日まで]、アジア・アフリカ会議[バンドン会議]に出席
(夏の戦後70年談話に向けて外交融和姿勢なら、基本的な円安・株高地合いを支援)

<22日・水>
08:50 日3月貿易収支[通関統計]
(輸出復調は円高要因も、原油下げ止まりなどによる輸入高止まりが円高抑制)
10:30 豪1-3月期消費者物価指数
(通貨高や資源高の一服などによる物価低下の歯止め焦点。下げ止まりなら豪ドル高)
17:30 英中銀、金融政策委議事録
(現状維持票の優勢が維持されると、ポンドの上値を抑制)
20:00 トルコ中銀、政策金利発表
(根強いトルコ・リラの戻り売り圧力と、材料出尽くしによる短期反発焦点)
23:00 米3月中古住宅販売件数
(先行指標の成約指数は2013年6月以来の高い伸び。寒波反動の影響に注目)
23:30 EIA週間石油在庫統計
(前週は在庫増の鈍化で、原油高、ドル安、資源国通貨高を誘発させた)

<23日・木>
09:00 マクダーモットNZ中銀総裁補、講演
(今後の利上げ時期や、NZドル高牽制のトーンの強さなどをにらむ)
10:45 中国4月HSBC製造業PMI[速報]
(株高や景気刺激策期待などで改善なら、資源国通貨高や円安を支援)
16:30 独4月4月製造業/非製造業PMI[速報]
17:00 ユーロ圏4月製造業/非製造業/総合PMI[速報]
(ユーロ安やECB量的緩和などが支援材料。米国減速の影響は警戒)
17:30 英3月小売売上高
(欧州経済の復調やポンド安効果、金利低下などは支援材料に)
21:30 米新規失業保険申請件数
(前週はイースター連休後の季節調整などで悪化。イースター商戦などによる改善焦点)
22:45 米4月製造業PMI[速報値]
(寒波反動や資源安の一服などによる下げ止まりをにらむ)
23:00 米3月新築住宅販売件数
(前週の改善の反動減速警戒。一方で寒波要因の反動回復の余地も残る)

<24日・金>
12:00 中曽日銀副総裁、講演
(先行き物価2%方向に自信なら、追加緩和期待の後退で円高。緩和余地残すと円安)
17:00 独4月Ifo景気動向指数
(ユーロ安やECB量的緩和などが支援材料。米国減速の影響は警戒)
20:30 トルコ4月景気動向指数
20:30 トルコ4月設備稼働率
(根強いトルコ・リラの戻り売り圧力と、売られ過ぎ修正の反発焦点)
21:30 米3月耐久財受注
(原油安による資源関連の設備投資急減やドル高が重石。ただし、3月に自動車販売は改善)


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